- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/03/10
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 42回
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第1章 地価の下落は予想できた
第2章 1985年から世界は変わった
第3章 シンガポールの奇跡
第4章 質問せよ、さらば開かれん
第5章「質問する力」を育てる
第6章 説明する力
第7章 解答を考える
タイトルが「質問する力」であり、本の内容も質問例や「前提条件を疑う」等のスキル的なことが数多くの事例とともに解説されています。
そもそも「質問する力」はなぜ必要なのでしょうか?
「質問する力」というのはスキルの一つで、そのスキルの目的は
「自分の頭で考えて理解を深めることで、新たな発見をし主体的な生き方をする」
ことにあるのだと思います。
物事を深く考えると分からないことが出てきます。
分からないことは質問するしかありません。
人に質問すれば答えが変えてくるかもしれませんし、自分に質問すれば徹底的に調査する必要が出てくるかもしれません。
「質問がない」ということは、
- 聞いた(読んだ)だけで理解した
- 分かっていないけど、質問したくない
だけでなく、
- 理解したつもりになっていて、自分の頭であまり考えていない
ということもあるのかもしれません。
「質問をすることがない」から「質問をしない」というケースはよくあります。
そのときに、本当に理解したのか? 自分の頭でよく考えたのか? と自分自身に質問してみる癖をつけていきたいなと思います。
質問することには言語が伴います。頭の中の曖昧な理解を言語化することでクリアにすることができるのです。
コーチングも基本的には質問しながらの対話です。自分自身に適切な質問を投げかけられれば、それは「セルフコーチング」ができることになります。
- 作者: 大前研一
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